「無機質なオフィスの中にいると息がつまる!!」
「あ〜〜〜〜〜なんか疲れた景色のいいところに行きたい!』
仕事が詰まって忙しい日々を過ごしていると、こんな独り言をつぶやいていませんか?
同じような悩みを感じている人もいるのではないでしょうか?
そしてそんな独り言を拾ってくれた同僚との会話が始まります。
F実「知ってる?なんか今森林浴でリラックスしてアイデアを生み出す研修があるんだって」
O葉「森林浴で?緑が多いと解放されるのかなあ。でも効果あるの?」
R奈「確かに森林の香りとか植物の香りって癒しの商品としてたくさんあるよね。」
E太「森林浴って日本発祥らしいよ」
S司「マジ????」
T樹「森林浴といえばフィトンチッドでしょ」
この記事を選んでいただきありがとうございます。
「森林浴」は聞いたことがあっても、日々の業務でヘトヘト。
自分の生活や健康を犠牲にしながら働いていて疲れている皆さんに届けたい。
リラックス方法の一つとして森林浴を選んでみた社畜の私。
森林浴って何が体に良いのか、リラックスするという科学的根拠。
森林浴の効果効能が、生活の知恵としての日常にすでに取り入れられていた?などなど徹底的に調査して皆さんの日常に森林浴がを取り入れるためのガイドです。
何より、「森林浴」ってなんかスケール大きくて構えないとできないように感じるけれどもっと気軽に取り入れて、力んだ体をゆるませて欲しい。
最後まで読んで頂ければ、気負わずに、ゆるりとしたい、自然に触れてこなかった、自分で気がついていないほど疲れている貴方でもやってみようかなに変わると思います。
「山ガール」ほど登山推しではなく、「森ガール」のようにファッションだけではない。
森林浴を楽しむ造語「フィトンチッド」と「コレクター」を合わせて #フィトンチッター を一緒に楽しみましょう。
是非参考にしてくださいね!
そもそも森林浴って何するの?
そもそも森林浴って何するの?
①日本人は森林浴をこよなく愛している?!
②「森林浴」は日本発祥
③ 森そのものを感じるために五感を取り戻す時間
そもそも森林浴は何をすることをいうのでしょうか?
・森の中を散歩する。
・森の中で目を閉じて休む。
・山に出かけてキャンプする。
・郊外でハイキング。
こんなイメージでしょうか?ここでは「森林浴」について詳しくお伝えします。
そうだったの?という発見があるかもしれません。
日本人は森林浴をこよなく愛している?!
私たちヒトは、何千年も前から本能的に自然を心地よいものと感じていました。
日本は世界有数の森林大国で日本の国土の約3分の2が森林です。
日本人は森と共に生きてきました。
里山という言葉で表現するとよりわかりやすいかもしれません。
里山にある森は、人々の暮らしを支え、それを利用してきたのと合わせて、多くの生物の生息地としても使われてきました。
日本の神道では、自然の山や木々、川、岩などあらゆるものに神様が宿ると考え、山岳信仰も盛んです。
このように日本の森林浴とはただ大自然の中に身を置くことだけではなく、数千年かけて育んできた自然と文明の融合を意味するとも言われているのです。
「森林浴」は日本発祥
森林浴は1982年に、当時の林野庁長官だった秋山智英氏が提唱しました。
出典:森林・林業学習館
森林資源の新たな活用として、森林の中を歩いたり、樹木に触れることで心身の健康が増進することを積極的にアピールしたのです。
「森林の中にはフィトンチッドと呼ばれる殺菌作用を持つ揮発成分が存在し、森の中にいることが健康な体を作る」日光浴、海水浴と並ぶ自然浴の一つ。
森林浴は自然の中で手軽にできる健康増進法として多くの国でも推奨されています。
誕生から40年以上たった今も「森林浴」は、世界でも「SHINRIN-YOKU」として世界中で使われ、普段の散歩や休日のレクリエーション、バケーションなどで「SHINRIN-YOKU」を楽しんでいます。
森そのものを感じるために五感を取り戻す時間
森林浴は五感を解放し感覚を研ぎ澄ますための時間。
五感は、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚のこと。
森林浴はこれら五つの感覚をフル活用、森そのものを感じる時間になります。
深呼吸をしてたくさん茂る葉や木漏れ日、葉の隙間から見える空や雲、花や樹木の香り、踏みしめている土の匂い、鳥のさえずりや肌に触れる風を感じる時間です。
あえて何もせず、いうまでもなくスマホはバッグにしまい、ぼーっっとする。
きっと毎日忙しい日々を送っている人ほど、ぼーっっとすることが難しいと思います。
そんな時は目をつむって深呼吸。
鼻から息を入れ、お腹を膨らませ、
体全体にきれいな空気が行き渡るように意識して、
そのきれいな空気が、
体内の疲れや汚れを絡め取って外に出ていくことを想像して、
お腹を凹ませて息をゆっくり吐き出す。
何回か繰り返すことで体が緩んでいくのを感じることができるはずです。
森林浴は、日本が発祥(驚き!!)の自然を活用した健康法
ただ歩くだけでも効果はあるけど、五感をフル活用して森を感じて、心身を癒す時間を作ることがとっても大切!
忙しく働いてきたヒトこそ、意識的に自然に身を置き向き合って深呼吸してリラックス。
森林浴を日常にちょこっと取り入れてみませんか。
フィトンチッドって一体なんなん
森の中に足を踏みいれると、清々しい、すっきりする、落ち着くといった経験はありませんか?

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実は森の中には「フィトンチッド」で満たされています。
この「フィトンチッド」という成分は、植物が発散する天然の化学物質で、リラックス効果 や抗菌作用などさまざまな働きを持っています。
①ロシアのB.P.トーキン教授が発見した天然の化学成分
②草や樹木などの植物全般が発散する揮発性の化学物質
③消臭、抗菌、防虫、抗酸化、防腐、殺菌、リラクゼーション
④森林にはフィトンチッドが溢れている
この章では、フィトンチッドとは一体何なのか、その特徴や効果について詳しく解説します
ロシアのB.P.トーキン教授が発見した天然の化学成分
1930年頃、ロシアのB.P.トーキン教授が植物から放出された揮発性物質が周囲の原生動物や微生物を死滅させることを発見し、植物(Phyto)と殺す(cide)を組み合わせフィトンチッドと命名しました。
1990年には独立行政法人森林総合研究所の研究グループが、鹿児島の屋久島で日本で初めての森林浴実験を行いました。
感情を測定するテストでは、「緊張ー不安」「疲労」の得点が減少し、「活気」が上昇。 ストレスホルモンの一種のコルチゾール濃度を測定したところ低下しており、ストレスが減少することが明らかになりました。
森林浴をしてフィトンチッドを浴びると気分が良くなることが、初めて人々に示された
草や樹木などの植物全般が発散する揮発性の化学物質
フィトンチッドは、草や樹木などの植物全般が発散する揮発性の化学物質のこと。

フィトンチッド発生の仕組み
出典:NUTRIENT LIBRARY 18 フィオンチッドの秘密 Ver.2 株式会社ニュートリエンライブラリー
フィトンチッドの効能について問い合わせがあり、本格的に研究に取り組むこととなった近畿大学名誉教授 野村正人工学博士によると、植物のエキスには学生時代から注目していて、傷が早く治癒したり、化膿を抑えたり抗菌、消臭の効果を体験して植物の持つ潜在的な力を実感。
消臭や抗菌といった効能別の実験データは取っていたが、改めて効能の実験を進めデータ化できるまでに4年かかったそう。
フィトンチッドは、植物が自信を防衛するために備えた抗菌機能の一種
消臭、抗菌、防虫、抗酸化、防腐、殺菌、リラクゼーション
フィトンチッドの主な働きとしてあげられるのは、第一に消臭能力。
フィトンチッドは数百種類以上の揮発成分からなる複合体で、原因物質に作用して分解中和するため消臭し清潔に保つ。
腐敗物を清浄にする自浄力を森林は潜在的に備えている
害虫や病原性の感染菌を抑える抗菌・防虫能力。
カビや細菌が増殖することを自然の力で抑制
動植物の鮮度を保つ。
腐敗の進行を遅らせる抗酸化力
森の中を歩くだけで呼吸が正常化したり、ストレスホルモンが減少することが実証
複合的に働きかけてもたらされるのが精神状態の沈静化、つまりリラックス効果
森林にはフィトンチッドが溢れている
世界中の植物が産出するフィトンチッドの総量は約1億7,000万トン。
全世界の工場や自動車から排出される煙やガスの約6倍ものフィトンチッドを地球の植物は作り出している。
草や木を問わず植物は、空気中の二酸化炭素を吸収し、光合成をしている。
光合成により、酸素をはじめとする様々な化合物を生成する。
その2次代謝産物としてブドウ糖を元に複雑な過程を経て生成されるのが、フィトンチッド。
森林にはフィトンチッドが溢れている
B.P.トーキン教授に命名されたフィトンチッドは植物から放出され、森林にはそのフィトンチッドが溢れていることがわかりました。
さらにフィトンチッドは植物が自らを守るための抗菌機能。
この抗菌機能がヒトにも大いに効果がありまするようです。
次章では、フィトンチッドだけではない森林浴で得られる効果を深掘りします。
効果は大いにありそうだ。フィトンチッド以外の気になるやつ
森林にはフィトンチッドが溢れていることがわかりました。
森の中にいるだけで、この成分を自然に体内に取り入れることができます。
さらに、森には「マイナスイオン」も多く発生しています。
■マイナスイオンの効果
・副交感神経を活性化し、心拍数を安定させる
・血圧を下げる
・リラックス効果がある
一方、私たちの生活の中では、次のようなものが「プラスイオン」を発生させています。
・スマホや家電製品
・チリやホコリ
プラスイオンが増えすぎるとイオンバランスが崩れ、ストレスを感じやすくなります。
森林浴でマイナスイオンをたっぷり浴びることで、バランスを整えることができるのです。
■植物の香りのリラックス効果
・植物が放出する香りには、気分を落ち着かせる作用がある
・香りを嗅ぐと、脳から「α波」が増え、心が安定する
・心拍数が下がり、ストレスが軽減
されます。
ストレスや体の老化は、「活性酸素」や「心的ストレス」が原因の一つです。
森林浴をすると、フィトンチッドやマイナスイオンの力で心と体がリフレッシュし、健康的な生活へとつながります。
森の中で深呼吸するだけでも、生活の質がぐっと向上していくでしょう。
フィトンチッドが多い時間や季節、色や匂い
フィトンチッドを取り入れると様々なプラスの効果があることがわかりました。
植物から放出されるフィトンチッドは時間や季節によって変化はあるのでしょうか?
さらにフィトンチッドはどの植物で特に多く放出するの?
フィトンチッドって何色なの??
この章ではみなさんの頭に浮かんだ疑問にお応えします。
①フィトンチッドの多い時間
②フィトンチッドの多い季節
③フィトンチッドが多い樹種
3つを知れば、より効率よくフィトンチッドを浴びることができますね!
早速お伝えします。
フィトンチッドの多い時間
1日の中でフィトンチッドが1番多いのは午前中。
特に正午近くは、朝からの日照により樹木からのフィトンチッドの放出が進みます。そして、気温は上昇途中にあたります。気温上昇とともにフィトンチッドは増加します。
芳香分子が作られる場所は植物の種で異なりますが、森林浴で私たちが楽しむ森の香りは一般的には葉から放出されます。
気温が上昇する前は空気の流れがまだ穏やかで拡散が進まず、成分が森林内に豊富にあります。
森の香りの一日の変動を見ると、夕方から夜にかけて増加し、朝方に高くなる傾向にあります。
フィトンチッドの多い季節
森の香りを作り出している植物が放出する揮発性有機化合物に含まれるフィトンチッドは、気温の高い夏に多く、冬はほとんど放出されていない事がわかっています。
春から夏にかけての時期に樹木の生長が活発になり、フィトンチッドが最も多く放出されます。
冬と比較すると、その濃度は5倍~10倍にもなると言われています。
樹木から放出された揮発性有機化合物の測定例
α-ピネンは木の匂いの成分の一つ杉やヒノキに多い
フィトンチッドはα-ピネンなどを含む植物が作る揮発性の化学物質
出典:森の香りを科学する
フィトンチッドが多い樹種
一般に広葉樹にくらべ針葉樹の方が成分の放出が多く、その量は2倍。
特に多いのはトドマツで、次いでネズコ、ヒノキ、スギ。特にトドマツは国内で最多です。
主な樹種の精油量の変化
フィトンチッドが多く放出されると山並みや森林を青くもやがかかったように見える。
これを「ブルーヘイズ」と呼びます。
夏の暑い日に遠くの山なみが青くみえるのはフィトンチッドのエアロゾル(微小粒子)が、太陽の光を乱反射させるため。
フィトンチッドは葉から放出され、1日の中では午前中が多いことがわかりました。
季節は春から夏にかけて多くなり、特に気温の高い7月は放出が多いようです。
針葉樹の方が圧倒的にフィトンチッド量が多く、広葉樹の2倍。
効果をより高めるためには、春から夏の午前中に森林浴をするのが良いことがわかります。
「ブルーヘイズ」を見ることができたら、そこに行ってフィトンチッドを満喫するのもいいですね!
よし!フィトンチッターになろう
フィトンチッターとは、「フィトンチッドを集める」「コレクターする」の二つを合わせた造語です。
森林浴は、しっかりとした山の中の森林でゆったり過ごすイメージ。
フィトンチッターという言葉はもっとライトに森林浴を楽しむために考えました。

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日常に取り入れやすい、ちょっとした公園で、フィトンチッターすれば、もっと心身ともに緩む時間を増やせるはずです。
新版 森林浴 の著者である李卿医学博士は次のように述べています。
「森林浴は、遠くの森林に必ず行かなくてはならない、というようなものではない」
「大きな樹木が一定程度ある公園や緑地なら、森林浴ができます」
「まずは近くの公園で、森林浴を気軽に試してみましょう」
出典:森林浴
造語「フィトンチッター」は李卿博士の言っていることにぴったり当てはまるでしょ。
身近な自然を楽しむ
公園でいきなりぼーっとするのはハードルが高いと思う人もいるでしょう。
そんな時は「身近な自然を楽しむ」という視点で楽しみましょう。
一番最初にお伝えした「1.そもそも森林浴って何するの?」の「③森そのものを感じるために五感を取り戻す」を思い出してみましょう。
耳を澄まして鳥の声に集中してみる。
実は鳥の声は以外とBGMとして聞き流してしまっていて認識していないだけの人が多くいます。
身近な鳥の代表 スズメ、ヒヨドリ。
少し林に入れば、シジュウカラなどの声が聞こえてくるはずです。
駐車場などでよく見かける白と黒の地面をスタタタタタタと歩いていくセキレイも尾羽をフリフリしながら良く鳴いています。
鳥??いないけど・・・と言う場合でも聞こえてくる音に集中してみることが大事です。
虫の鳴き声や、風の音、これも身近な自然を楽しむことになります。
足元の草に目を向けてもいいかもしれません。
街中のアスファルトの小さな隙間から伸びている植物も身近な自然の一つですものね。
春になるとみんなが楽しむお花見も、植物の下でゆっくりすることに当てはまるので「森林浴」と言えますね。
身近な自然を楽しむことは、小さな森林浴を楽しんでいることに他なりません。
住んでたヒトに聞いてみた!ドイツのSHINRIN-YOKU事情
海外では「SHINRIN-YOKU」として当たり前に広がっている森林浴。
ドイツは森林を生かした健康への取り組みにも長い歴史を持っています。
1800年代後半ドイツ人司祭S.クナイプが行った自然療法(クナイプ療法)の一環として、自然の中を散策する森林浴的療法を提唱しました。
ドイツでは昔から森林や自然を活用した健康への取り組みに積極的で自然にある治療薬を用い、病気の治療や緩和、予防を行う「クアオルト」には専門医が常駐し、施術のための施設が完備され、国民の利用に際して医療保険が適用されています。保養施設や温泉施設、人々の交流の場であるクアハウスも充実しているのです。
そんなドイツに住んでいた人に聞いてみました。
くまこ「ドイツってよく森林に行くって言ってたけど、森林浴のため?森林浴が医療行為として認められているんだよね?」
Nor※※「そそそそ認められてます!!」
くまこ「それってどういう仕組みなの?薬の代わりに森林浴してきて、みたいな感じ?」
Nor※※「そうですね!自然治癒力の可能性を日本より強く感じている傾向があります」
くまこ「森林療法!森林浴を取り入れている時間軸ってどんな感じなの?休みの日にはみんな近くの森林でぼんやりするとか、そもそも会社とか学校でも森林に出向く時間があるとか、働き方は日本と変わらないけど、休み時間が長くて森林でぼーっとしてくるとか???」
Nor※※「休みの日は必ず森林にいきますね。学校でも自然の中に出向いたり、学校の近くに自然が触れる場所があります!」
くまこ「休みの日に森林に行って何してるの?ぼーっとしたり、散策したり、ご飯食べたり?こっちでいうデイキャンプみたいなことをしてるの?」
Nor※※「まさにその通りです。びっくりしたのが、この前、「ハイキング」って日本語とドイツ語の両方で調べたら、日本では「運動です」みたいなありきたりな答えが書いてあったんですけど、ドイツは「精神を安定させる」とか、人間の中の仕組みについて書かれていることが多くてそれだけ自然は人間にとって大切な存在なんだってほえーーーーーーでした。」
Nor※※「この写真はドイツに住んでいた時に撮った写真です。こんな公園が街中にあるんです〜。」
きれいな景色と川のせせらぎ、美しい景色の中でぼーっとすることの大切さをドイツの人たちは100年以上前から続けてきたことが想像できます。
社畜の私と森林浴の出会い
そろそろこの記事の作成者である私「くまこ」について話しましょう。
くまこは岩手で長いこと暮らしているいわゆるバリキャリ。
誰よりも早く出勤して一番遅く帰るような社畜でもあります。
どんなにこなしても終わらない仕事に追われる日々で、周りを見る余裕もなく突っ走り続けてきました。
ふと立ち止まって、くまこ、つまり「私」を振り返った時に、ずーっと力みっぱなしだと判明しました。
そして駆け込んだ鍼灸院で言われました。
「疲れすぎています。気づいていないだけ。とにかくできるだけ休んでください。」
いつ行っても同じことしか言われませんでした。
ある日こんな風に言われました。
「海外の人がぼーっとしてるの見たことありませんか?あれです。何もしないでぼーっとする」
はいと答えながらも、バリキャリ社畜のくまこには、「ぼーっとする」がなかなかできませんでした。
すると今度はこう言われます。
「考えすぎです。何も考えなくていいんです。ぼーっとするのが大事です」
「とにかく休みましょう。ゴロゴロしていいんです」
「時間があるときは横になってください」
「寝なくてもいいから横になるんです」
「時間が空いたら休んでください」
疲れていることを自覚できないながらも、ぼーっとできないからちょっと緑でも見てみようかな。
そんな風に思って、コーヒーを持って公園のベンチでぼーっとしてみました。
そして気がつきました。
周りを見るとゆるく力が抜けている人が多く、自然も豊かな環境を楽しんでいるんです。
あれ?自分も同じように力抜いていいじゃん。公園のベンチでぼーーっとするのって、ありじゃん。
岩手の公園は緑豊か。ようは森林浴をしていたんです。
その後の鍼灸では
「その調子、休んでいいんです」
「時間のあるときはぼーっとしましょう」
「いいですね、調子が上がってきましたね」
公園でぼーっとすることをしてみたら、実は森林浴をしていたことになり、もともと自然が好きだったくまこは、「私」を少しずつ取り戻していったわけです。
さあ森林浴をしてみよう
|「森林浴」はなんとなく体に良さそうだとはわかるものの、ヒトそれぞれの感覚では?と思っていた方も多いのではないでしょうか?
しっかり深掘りしてみたら
・実は日本発祥の自然療法で、海外では医療保険の適用まである。
・科学的根拠もしっかりあって、フィトンチッドがその鍵を握っている。
・フィトンチッドは森に溢れていて、特に夏の暑い日の午前中にたっぷり放出される。
・実際にやってみたら、効果を感じたので、みんなに広めたい!
・何より、お金をかけずに健康になれるって、すごくない?
「森林浴」は聞いたことがあっても、日々の業務でヘトヘト。
リラックス方法の一つとして森林浴を選んでみた社畜くまこ。
フィトンチッターを生活のなかに取り入れてみたら、力んだ体が緩み始め、すっかりハマりました。
自分の生活や健康を犠牲にしながら働いていて疲れている皆さんに届けたいです。
気負わずに、ゆるりとする。
自然に触れてこなかったみなさんには、ぜひ身近な自然を楽しむことから始めてほしい。
自分で気がついていないほど疲れている貴方が、もしこの記事を読み「フィトンチッターやってみるか。」と試してくれたらそんなに嬉しいことはありません。
「山ガール」ほど登山推しではなく、「森ガール」のようにファッションだけではない。
森林浴を気軽に、日常に取り入れるために楽しむ。
造語「フィトンチッド」と「コレクター」を合わせて #フィトンチッター
さあ一緒に森林浴を楽しみましょう。
著作権には十分に注意していますが、何かあればご連絡くださいませ。
出典: 新版 森林浴 SHINRIN-YOKU 李卿 まむかいブックスギャラリー
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